もつかな、もつかなと思いながら私は11月を意識している。
半年前に書いた状態が、ずっと、通奏低音のように続いている。
だから意識して活発に言葉を発し、物を買い、
会いたい人には無理を押してでも会っておいている。
元気に。
それなら違う生き方を思い切ってすればいいと
人によっては言うのかもしれないけれど
もう、締め切りは半ば決まっているので
困る。
私はたぶん、生きることが好きだ。
友達も本も家族も洋服も好きだ。
自分のことも割と好きだ。
それでも、なんでだろうね。
きっと疲れているんだろう、と考えるようにしている。
それでも、くたびれてしまった。
締め切りを過ぎても生きているなら
それはそれで結果オーライということ。
ただ、締め切りが静かに動かしがたくあるので、
妙な話、却って最近は充実しているとも言える。
誰かのために生きて何かをすることと、
自分を自分としてdefineして維持することと、
その両立は厄介だ。
これから初夏が始まる。
そして梅雨が訪れ、嫌いな夏になる。
そして残暑のあとで秋が来る。
ライダースジャケット、本当は次の冬だって着たい。
安心感と威圧感を双容する、暑く硬く弾力のある重厚な壁が、
のんきな針天井みたいにゆっくりと、
小刻みな秒針が敷設してゆく時間のレールの向こうから
のんびりと近づいてきている。
0 件のコメント:
コメントを投稿