嘘をつくくらいなら、黙っているほうがよい。
これは私の持論の1つである。
沈黙は、嘘ではない。
言葉は、真を目指しても嘘になるくらいだから、
嘘をつくくらいなら沈黙を選ぶ。
その沈黙が肯定と捉えられようともその逆となろうとも、
そうして相手に判断を委ねるような形にたとえ見えようとも、
それでも私は嘘より沈黙を選ぶ。
だから私は、よく話をそらす。
だから私は、よく人に質問をする。
真を伝え合いたい人とは、
同じ話題を飽きもせず続けて、
しかも私が喋り手になりがちである。
聞き上手だねなどと私に言うような人間は、
たいてい私が重要視していない人間だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿